神の盾レギオン 獅子の伝説 (2) ザイレン悲話
レガリア大陸の百年の長きにわたる平和な時代も、ついに終焉の時を迎えようとしていた……。
大陸の北方に位置する小国イスファタルは緊張に包まれていた。
新王ヒースクリフ率いるリュカーン軍が攻め込んできたのだ。
イスファタル軍はレオベルク王子指揮の下、果敢にもリュカーンの大軍に立ち向かう。
「国を、そして妹を、ヤツの手に渡しはしない!」レオベルクの青い瞳は怒りと決意の色に染まった。
〈心気〉が激しくほとばしる。
奇襲により初戦をものにしたイスファタル軍。
だが、その喜びも長くは続かなかった。
「敵に情報が洩れている!」イスファタルの要衝ザイレン城に不穏な空気が満ちていった……。
疾駆する青春群像を描く、華麗なるファンタジー歴史絵巻「神の盾レギオン」シリーズ、第2弾。
●六道 慧(りくどう・けい)東京の下町・本所生まれ。
今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。
1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。
以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。
「継続は力なり」が信条。
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