天草キリシタンの秘旗
江戸から続く旧家の敷地で、十字架を帯びた五十体もの人骨が発掘された。
若き外科医・松平が調査に向かったが、大量の人骨は一夜にして何者かに運び去られていた。
現場に残された十字架から、今日まで潜伏を続ける隠れキリシタンの結社’オラショパンヤ’の存在を知った松平は、盗まれた人骨を追って天草へ。
だが、血塗られた歴史の真相に迫る松平を、オラショパンヤの秘技『天帝隠剣』が襲う。
「島原の乱」に仕組まれていた壮大な陰謀とは!? 長篇伝奇ミステリ小説。
●志茂田景樹(しもだ・かげき)静岡県生まれ。
おひつじ座のA型。
中央大学法学部卒。
塾講師、新聞記者などを経て、1976年秋に『やっとこ探偵』で第27回小説現代新人賞を、1980年には『黄色い牙』で第83回直木賞を受賞。
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