羅刹王 (6) 修羅の章
真鳥が〈羅刹王〉なのか? その疑念は、天鳥たちの心を重苦しく覆っていた。
そして、冬吾にはもうひとつ、胸を去らない想いがあった。
七生はどこに……どうすれば取り戻せるのか? 思い悩む冬吾たちの前に忽然と現れた少女。
彼女は本当に七生なのか。
一方、戍里は、世界各国から閻魔(ヤマ)を集め、高らかに宣言した。
三日後にわれらが王、羅刹王が目覚めるであろう、と。
同じ頃、真鳥は、自分自身に隠された謎への恐怖と必死に闘っていた。
さまざまな想い、苛烈なる闘い、最終決戦へのカウントダウンはいやおうなく刻まれていく……。
鮮烈なイメージに彩られた伝奇アクション、第6弾。
●六道 慧(りくどう・けい)東京の下町・本所生まれ。
今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。
1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。
以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。
「継続は力なり」が信条。
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