フェミニズムの帝国
西暦2198年。
社会のあらゆる実権は女が握っていた。
女はたくましく、男はおしとやかに。
男は結婚して家庭に入り、家族に尽くすのが義務とされる。
そして25歳をすぎても結婚しない男は「ハズレ者」と呼ばれて世間からつまはじきにされ、まともな職にはつけず、水商売などに従事して生きるしかない……。
22世紀末、女尊男卑の世界で激しく燃え上がった’男性解放運動’の結末を描く。
長篇SF小説。
電子版あとがきを追加収録。
●村田基(むらた・もとい)1950年、京都市生まれ。
名古屋大学文学部中退。
出版社勤務ののち、1986年に「SFマガジン」に短編「山の家」を発表して作家デビュー。
主にホラー、SFを執筆。
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