能村登四郎全句集
◆全句集火を焚くや枯野の沖を誰か過ぐ「真の伝統作家というものは明日への創造をなし得る人であって、明日の方策のないものは真の伝統作家とは呼べない。
」とみずからが語ったように、能村登四郎は伝統というものの意味を常に問い続けた作家であった。
90歳の生涯を終えるその時まで詩の泉は枯渇することなく「俳句は叙情詩」の信念を貫いた。
解題・年譜 能村研三既刊14句集に海外詠を加えた6516句を収録。
◆収録内容第一句集 『定本・咀嚼音』第二句集 『定本・合掌部落』第三句集 『定本・枯野の沖』第四句集 『民話』第五句集 『幻山水』第六句集 『有為の山』第七句集 『冬の音楽』第八句集 『天上華』第九句集 『寒九』第十句集 『菊塵』第十一句集 『長嘯』第十二句集 『易水』第十三句集 『芒種』第十四句集 『羽化』海外詠 『欧州紀行』より解題/年譜 能村研三初句索引
更新中です。しばらくお待ちください。