香雨
◆ふらんす堂電子書籍1000円シリーズ◆第五句集聞きとめしことまなざしに初音かな言葉にはならないけはいのようなものを言葉によってただよわせる、それが私にとっての俳句の妙味だ。
(著者より)◆自選十句より断崖をもつて果てたる花野かな足跡のその先にひと春渚かりがねや水底見せて水急ぎ花の色とはうすべにか薄墨か書斎へと子規忌の客を通しけり雨の日の午後しづかなる桜餅滴りを跳ね返したる水面かな初雪や積木を三つ積めば家ここはもう花野といへぬ花の数日傘たたむ日傘に視線感じつつ第52回俳人協会賞を受賞!
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