蜘蛛の藤兵衛
蜘蛛の巣編みの達人である独身中年蜘蛛の藤兵衛の下に、ある日伝助と名乗る若蜘蛛が訪ねてきた。
弟子入りを志願する伝助は、実は藤兵衛の奥義である「六角亀甲紋」の編み方を盗みに来たスパイだった。
縄張りを移動し生計を立てる二匹は、旅の途中で様々なトラブルに見舞われる。
カマキリ、キイロスズメバチ、セアカコケグモと次々と強力な敵達が藤兵衛と伝助の前に立ちふさがるが、二匹は知恵を使い、トラブルを乗り越えていった。
旅を続けるにつれ二匹の絆は深まっていった。
別れた妻と娘の情報を手に入れた藤兵衛と、スパイであり弟子である立場の狭間で悩む伝助。
旅の末に二匹に待ち受ける結末とは?
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