昭和初期。<br />韓国合邦後の華やかなりし京城。<br />幼い頃に母を失い、賢くしっかりものに育った明子は、日本の将来を担う子どもたちを育てたいと教師の道を選ぶ。<br />しかし、明子が教鞭をとり始めた頃、太平洋戦争の戦況は悪化。<br />急な時代の流れに、戸惑いながらも、乗り越えようとする明子。<br />世の中の価値観が変わっても、決して信念を曲げずにまっすぐ生きることを選んだ明子は、時代に取り残されそうになりながらも、「本当に大切なこと」を次の世代に伝えるべく奮闘する。<br />