初恋の人、響子と過ごした甘美で狂おしい青春の記憶。<br />妻、京子と過ごす消えない愛に満ち溢れた日々……。<br />脚本家ジェームス三木氏大絶賛の壮大な愛の長編小説。<br />読み出すと面白くてやめられない。<br />ありふれた人生の畠をせっせとたがやす話だが、気がつくと作者の催眠術にはまり、バトンを握らされている。<br />そう、人はみな歴史の中継ランナーなのだ。<br />――ジェームス三木