やさしい悪魔
売買春の是非を問う。
2002年、教育現場に「性教育バッシング」が吹き荒れた。
保守派の老政治家たちが「過激な性教育」に怯え、手をこまねいている内に、教育とは対極にあるはずの性娯楽業界が、間違いだらけの「超過激な性教育」をインターネット界に蔓延らせてしまった。
旧売春街のど真ん中、ラブホテルとソープランドとそこに勤める売春婦たちに囲まれて育った徹也。
周りの’お姐さん’たちのなかでも、特に徹也を可愛がる松代姐さんに導かれ、少年は大人になっていく。
売春街で育ったひとりの少年の成長が、「売春防止法」の是非を問いかける、社会派エンターテインメント小説。
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