石田三成の死後30年が経過した1630年、儒学者・林羅山はとある住職と出会う。<br />かつて武士として石田家に仕えていたという住職の話から、羅山は三成の知られざる姿に迫っていく―。<br />我々の知る三成は歴史的に作り上げられた虚像だったのか。<br />現代の石田三成像を覆す、長編歴史小説。<br />