幼少期にある奇跡により霊威を帯びた男大迹(ヲオト)は、越前、近江、そして尾張国で事績を重ね、各地の豪族の期待を担っていく。<br />やがて雄略天皇に見出されて大和に召されるが、その遠すぎる血筋と地方出身ゆえに長らく大和の豪族たちの抵抗を受ける。<br />武烈天皇の後を継ぎついに天皇となった彼を、次なる試練が待ち受けていた。<br />倭国、百済、任那を舞台に継体天皇の生涯を描く。<br />