プラトニック・ラブレター
純愛を貫いたその結果は?ラストが泣ける感動のラブストーリー。
児童文学作家の笙子は、古代史の専門知識を必要としている作品を手がけていたが、ちょうどそんなときにこの講座が開かれることになり、迷うことなく申し込んだ。
端正な顔立ちの講師瀬名。
いつも周りのミーハー受講者に囲まれていたが、プライベートは答えない、と講義にストイック。
ある日、純粋に学ぶ笙子に、瀬名が質問に答えると声をかけてきた。
初めは異性としての興味はなく純粋に古代史についてのディスカッションをしていた笙子だが、ある日を境に瀬名を意識し出す。
気持ちを抑えよう、抑えようとしながら通い続けた講義。
しかし瀬名は突然笙子と視線を合わせなくなりひどく傷つく。
講義を欠席するようになり、会いたい気持ちと傷つきたくない気持ちが悶々とする。
そんな気持ちが笙子を奈良の一人旅へと向かわせた。
平城京跡の草原のような場所で寝転がり、愛しい瀬名を想う。
ふと人が近づいてくる気配を感じる。
そして笙子が見たものは、紛れもなく瀬名だった。
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