わたしがいじめを受け入れるのには理由がある。<br />どんないじめにも屈せず、ただ者ではない雰囲気を漂わせる少女の胸には、ある使命があった。<br />いじめられっ子の神山エリは、友達や両親さえも知らない‘特殊な能力’を持っていた。<br />自分をいじめる人を憎んだりせず、それどころか彼らが抱える心の闇を晴らそうと奮闘するエリの行動は、いくつもの奇跡を呼び起こす-。<br />いじめっ子もいじめられっ子も、それぞれの問題と向き合い、成長していく様を描いた物語。<br />