おりーぶの海
1965年、あの夏の数日間を生涯忘れることはない――純粋に生きようとするが故にぶつかる壁。
葛藤の日々。
それこそが青春だった。
日米安保とベトナム戦争の60年代。
神戸を舞台に、大学生たちの瑞々しい青春を描いた純文学小説顔も知らない実母への強い思慕を抱きながらも、龍一は人としての成長を目指し、学生団体活動、道場での鍛錬、アルバイトに忙しい日々を送っていた。
そんな中で出会った女学生たちは彼に惹かれて行く。
しかし龍一は、彼女たちの強い想いに応えられずにいた。
相次ぐ挫折、試練……龍一は悩みながらも、自分を偽ることだけはすまいと、勇気を奮い起こして立ち向かおうとする……。
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