「歎異抄」から様々なことを教えられ、助けられた。<br />「善人なをもって往生をとぐ、いはんや悪人をや」高校生の頃に出会った『歎異抄』のこの一言に衝撃を受けて以来、困難な時にも、深い悲しみの時にも、病床に臥せている時も、そして、喜びの時にも、聖人の言葉は生きる支えとなった。<br />浄土真宗本願寺派・光台寺の機関紙に連載していた内容をもとに一冊にまとめあげた随想集。<br />