奇跡が起こらないのなら、せめてこの恋を書き留めたい。<br />高校3年生の春。<br />東北から転入してきた佐々木美桜は、友人を作らず一人でいることを強く望む佐藤輝澄に、なぜか執拗に話しかける。<br />だんだんと美桜に惹かれていく輝澄だったが、彼には自分の気持ちに素直になれない理由があった。<br />一方、美桜にも周りに隠している大きな秘密があり……。<br />新進気鋭の大学生作家が手掛ける、切ない恋の物語。<br />
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