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敗れし者なれど

乱世に、闇に光を求めて愚直に生きる武士の姿を描く感涙時代小説「良之三部作」第一部。
「名など惜しまずとも良い、命こそ惜しむべきものだ」自分がこの世に生きる意味とは?主君も家も名も捨て、 佐脇良之は修羅の道を歩む。
幼き頃に憧れた武士の夢に敗れ、死を望んで三方ヶ原の戦いに出陣した織田家家臣・佐脇良之。
戦に生き延びた己を恥じる良之は、徳川家康の助言で「一人の自由な武士として生きること」を選び、武田勝頼の首を狙い、甲斐へ向かう。
良之が人との関わりによって気付いた自らの使命とは?




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