歌集 令和の玉響
令和2年、日本、そして世界に起こった未曾有の非常事態。
人々はこれまでに体験したことのない事態にどう対処していいのか判らない困惑の日々を送ることになった。
気軽に人に触れることができない、マスクなしでは人と話すこともできない。
老人ホームで過ごしている親にも会えず、病院への見舞いに行くこともできない。
毎日の感染者数に怯える暮らし……。
そんな状況を客観的に観察し、できる限り冷静に行動した日本国民の様子を詠った歌集「玉響」。
第1部の「新型コロナウィルス」から始まり「可視化されたもの」まで全十六部に渡り、余すところなく人々の緊張、焦り、戸惑い、喜怒哀楽が表現されている。
いつかこの事態も過去のひと時のものとして語られるよう、「玉響」(ほんのしばらくという意味)というタイトルがつけられている。
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