Red Vanilla
「今度いつ来る?君と話がしたいんだ」彼に見つめられた瞬間、ふわりとおちてゆく自分がわかった。
ボーイフレンドに連れられて訪れた、晩夏のフランス・パリ。
偶然一人で入ったセーヌ川左岸のレストランで、えりかは運命の恋に落ちた。
帰国後も「あの日」を忘れられないえりかは、2カ月後に再びかの地へと向かう。
名前も知らない彼の元へ、出会った場所だけをたよりに――。
名句とともに紡がれる、パリの恋の物語。
<著者紹介>葛生みもざ(くずうみもざ)東京生まれ。
てんびん座。
訪パリ経験五回。
ほかドイツ・オーストリア・イタリア・バリ島・台湾などを巡る。
気がついたら、海外紀行文を書いていた。
料理とフレーバーティ―と異文化が好き。
ケーキならドイツ菓子、お酒なら日本酒。
俳句結社「花鳥」同人 「街」同人 俳人協会会員
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