笑生――いつか必ず来る別れのために――
生きること、家族であることを諦めない限り、そこに幸せはあるんだ。
数カ月の余命宣告を受けた母・ずずさん。
父が家を去ってから、病気の妹の世話や仕事を掛け持ちしながら女手ひとつで僕たち家族を支えてきた。
困難を抱えながらも懸命に前を向き続け、いつも笑顔と愛情を絶やさない母。
そんな彼女と不器用な僕の、光に向かい続けて歩む家族の物語。
〈著者紹介〉大宮雫(おおみや・しずく)1983年生まれ。
愛知県出身。
医療従事者。
本職と並行してラジオDJ、歌い手、詩人、作詞家、サッカーチームのコーチなど多方面にて活動中。
母の死と向き合い彼女の人生を後世に伝えるため本作にて作家デビュー。
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