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花カマキリの保護色さがし

「自分」は障がいを抱える人たちが働く施設に毎日通っている。
箸袋を作る人格、カフェで接客する人格、それは「自分」を隠す保護色のようなものだ――。
主人公の「自分」は心に障がいを持っている。
幼いころは、両親から辛い思いをさせられたこともあった。
でも今は、障がい者が働く施設で、手作業をしたり、カフェのホールに立ったりと、日々を健やかに過ごしている。
そんな「自分」の日常を、少しコミカルに、またときに斜めな目線から描く異色の小説。
本当の「自分」を探しながら、当たり前の日々がゆるやかに綴られていく。




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