私たちに、朝はない。
「綺麗な人だったな、まあ、俺には関係のないことだけど」恋人のいないスミレは、学生時代の友人・リサと一緒に、海上保安部の最寄り駅で開かれた婚活パーティーに出かけた。
そこで海上保安官であるショウタとカイリと出会う。
リサとカイリはすぐにカップルとなる一方、スミレとショウタはお互いに惹かれあっているにも関わらず、なかなか進展しない。
スミレは麻薬取締官という立場を隠さざるを得ず、またショウタも過去の経験から恋人を作らない主義を貫いているからだ。
そんな中、「海上保安官の一部で『ブツ』が出回っている」という噂を耳にする。
要マーク人物はショウタに近い人物かもしれない。
ショウタに惹かれながらも、任務を遂行するスミレは――。
<著者紹介>はしばみ じゅん大阪府生まれ。
慶應義塾大学薬学部卒業。
幼少期より読書が大好きで、ある本を読んだことがきっかけで長年の夢だった「小説をかくこと」に踏み出す。
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