大江戸弘メ帖 第一編 東錦絵
江戸時代、幕府の樹立により、政治の中心は京都から江戸へと移行。
しかし、それでもなお京都は文化の中心であるという人々の意識は強かった。
そんな人々に、東錦絵に惚れた大倉屋松七郎は、江戸が育んだ文化を知らしめようと奮闘する。
主人公・松七郎のほか、繊細な表情の美人画で人気を博した鈴木春信や九代目市村羽左衛門など、実在した人物も登場。
江戸中期の人々の暮らしや生き様が垣間見える長編歴史エンタメ小説。
深川の色/旗本の知恵/金色の朝/役者の見世/二丁町/客という教師/二代目瀬川菊之丞/菊之丞油見世/大倉屋喜七/江戸の変化/旗本の町/坐鋪八景/一番美しい物/菊酒/鈴木春信/大小絵暦交換会/大倉屋/田沼意次/家訓/京橋弓町大倉屋/おまつ様/京の美人/武士から商人に/江戸の町/輪王寺宮一品法親王/御隠殿の出会い/江戸の商人/田沼への報告/田沼一族/川上不白/江戸の町の才能/創意工夫/江戸千家/坐鋪八景/江戸の名物/東錦絵/高い売り物/御側御用人の仕事/江戸の名誉/日光社参/事態急変/体の変調/金竜山浅草寺/鱗形屋孫兵衛/王子稲荷の前の茶屋/江戸の温かみ〈著者紹介〉渋谷松雄(しぶや・まつお)1946年、東京生まれ。
芝中・高を卒業。
早稲田大学商学部入学。
広告管理論専攻。
広告会社に勤務。
その後、広告会社を設立。
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