舶用機器専業の会社を経営し、日々ソナー開発に奔走する芦原俊夫はある日を境に封印していた過去と向き合うことになる。<br />「自分には似つかわしくない人生を自分は生きている。<br />そういう思いをどのように自分に納得させればいいのか分からない」俊夫の歩んだ道の先にあるものとは果たして……