嗚呼、人とは… ―せめて志は高く堅く―
戦争を知る最後の世代の著者が届ける自伝的物語。
人生は出口(正解)の無い超巨大迷路やりたいことが見つからなければとどまった所が自分の居場所と思い定めてベストを尽くせ(本文より)本作は、著者自身の体験にフィクションの要素を加えながらまとめた自伝的物語である。
人生という超巨大迷路の中で、自由を求める現代の人々に宛てられた第一作だ。
戦争・差別・テロ等準備罪など、現代を生きる人々が無視できない多くの社会事象の背景には、いつの世も変わらない禍々しさが見え隠れする。
著者は物語の中で、現代の幅広い社会事象を整理し深化させようとしている。
今や自由を束縛しうるのは政治(権力)のみである。
「戦争を知る最後の世代の著者」が、物語を通して描きたかった、人生の本質とは―。
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