愛しの話――「愛」の住み処を探し求めて
時空を超えて織りなされる、究極の愛の物語。
見知らぬ人の夢を見た。
しかし、胸に残ったこの気持ちはたしかに現実のものだった――。
あらゆる人々の心の奥底を流れ続けてきた愛というもの、その姿を模索してゆくための6話の短編小説集。
誰かのことを思って日夜、胸を焦がし、震える程に心を悩まし続けている人たち。
あるいはまた、本当の「愛」というものを少しでも自己の心に宿さないことには一歩も立ち行かない、死んでしまいそうだと真剣に苦しむ人たちにとって、現代を取り巻く環境はあまりに厳しく不親切だと思えてならないのです。
(本文より)
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