もう、がんばらなくていいんだよ。<br />趣味のテニスクラブで出会った恭一との結婚を機に農家へ嫁いだ結里亜は、かわいい子供にも恵まれて、ささやかながらも幸せな日々を過ごしていた。<br />だが、ある出来事を境に義母の澄子と義父の貫一との同居生活が始まる。<br />そこで義両親が結里亜へ言い渡した「ルール」は驚くべきものだった――。<br />ルールに縛られた毎日に疑問を抱きながらも、献身的に嫁の務めを果たす彼女。<br />家族のカタチとはどうあるべきなのかを、深く考えさせられる物語。<br />