物憂い石の階段
浮かれたり、悩んだりして、大人になっていく。
背が高くて、サッカーが上手くて、頭がよくて。
でも、眼鏡の奥から向けられる眼差しは少し冷たい。
そんな貴司についての話を聞いているうちに、無意識に彼に惹かれていくようになった優花。
しかし、親友・絵美から貴司のことが好きだと告白され、優花は自分の本心を言い出せなくなってしまう。
親友に嫉妬したり、好きな人の一言で一喜一憂したりと、恋心に翻弄される日々を過ごしていたある日、謎めいた彼を尾行することになり――。
大人でも子供でもない、10代の心を繊細に描いた青春小説。
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