茶屋川物語
なんでうちだけ、こんなに悲しいことが続くんやろうな――退学、大地震、大切な人たちとの別れ。
たった一人で苦境に立ち向かう少女ふくが見つけた、生きる理由とは。
戦中戦後の若者たちを通して、自分らしく生きることを諦めない尊さを描いた全3篇。
時が流れても変わらず相手を想い続ける富士子、愛する人へ罪悪感から究極の答えを選択する美雪、自分よりも大切な、守りたい存在を見つけたふく、時代の大きな変化のなかで、自分らしさを貫き続けた人々の愛おしさに光を当てた短編小説集。
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