平安貴族の文化と生活に思いを馳せる。<br />30年間、工場経営を続けた「平成の鍛冶屋」が心機一転、金槌代わりにペンを手に「源氏物語」に挑む。<br />――どうやら人間は生まれたその時から、さまようようにできているらしい。<br />そこで行き着いたのが、随分前から気に掛かっていたことの解決だった。<br />(「はじめに」より)