キラキラハシル
舞台は小学校の校庭、400メートルリレーで全国大会をめざす小学生たちの物語。
リレーメンバーに選ばれた4人の少女たちは、希望にあふれる中、それぞれに不安や悩みを抱えている。
思い通りのポジションを得られないいらだち、自信の持てない自分、ストレスはいじめにもつながっていく。
そんな彼女たちに指針をあたえるのが、監督と校長先生。
正しく、真っ当な大人が、人生の真実についてやさしく語りかける。
「第13回坊っちゃん文学賞」大賞受賞作品。
選考会では以下のように評された。
この作品には、作者の育った沖縄の光と空気があふれている。
祭の期間、地域や集団がたがいに競い合う沖縄の信仰と精神が作品に息づいている。
少女たちのけなげさ、まっすぐさはどこからくるのか。
この作者には、いまの日本ではもう素直に聞けなくなった人生の真実について、堂々と語る心の豊かさが残っている。
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