「チャリティ(慈悲)」と名付けられた、複雑な出自をもつ若い娘のひと夏の恋──ニューヨークの上流社会を描いた『歓楽の家』(1905)、『無垢の時代』(1920)で知られ、女性初のピューリッツァー賞を受賞したイーディス・ウォートン(1862-1937)。<br />同じくニューイングランド地方の寂れた村を舞台に、閉塞的な社会に生きる人々を描いた『イーサン・フローム』(1911)と並ぶウォートン中期の名作、待望の翻訳出版。<br />本邦初訳!