絵本作家・刀根里衣の原点であるイタリアデビュー作なにをやってもうまくできない不器用な一羽のとり。<br />そのとりは、当時、無力感を抱いていた作家自身でした。<br />作品を手にしたイタリア人編集者が、ページを閉じた瞬間に出版を決めたという感動作。<br />生きるとはなにか、幸せとはなにかを考えさせられる結末に、心が震えます。<br />