恋せぬふたり
この社会に生きる全ての人々がきっと笑顔になれる、唯一無二の’ラブでない’コメディ「恋愛や性的な話を振られてもよくわからない。
でも愛想笑いをしていれば大丈夫……」咲子は、そんなもやもやとした気持ちを家族や友人、同僚に理解されないまま、恋愛や結婚を促され続け、居心地の悪さを感じていた。
そんなある日、「アセクシュアル・アロマンティック」というセクシュアリティを自認する男性・高橋と出会い、驚くと同時にどこか救われた気持ちになる。
誰にも恋愛感情を抱かず、性的にも惹かれないふたりが、自分たちなりの生き方を模索すべく始めた共同生活は、家族、同僚、元彼、ご近所と周囲に波紋をひろげていく。
その生活の先にある、それぞれの「幸せ」のあり方とは!?NHKで話題沸騰のドラマ「恋せぬふたり」の小説版!ドラマの脚本を手がける作家・吉田恵里香による完全書き下ろし!〈目次〉第1章 「兒玉咲子、高橋を知る」第2章 「高橋羽、擬態を試みる」第3章 「咲子、自分語り再び」第4章 「高橋、未知との遭遇」第5章 「咲子、お別れをする」第6章 「咲子、次に進む」第7章 「咲子と高橋と、一人の女」第8章 「恋せぬふたり」
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