平和で旧時代的なニュー・ムーンの世界から、ボーイフレンドのテディも、親友のイルゼも、都会へと旅立っていった。<br />孤独に耐えながら、ひたすら創作に没頭するエミリー。<br />野心に燃える彼女にも、時として眠れぬ「夜中の三時」が訪れる。<br />いわゆる適齢期を迎えた女性の、微妙な乙女心が求めるものは何か――エミリー・シリーズ完結編。<br />