警部に昇任し、組織犯罪対策部第一課の係長に抜擢された、安城和也。<br />彼は自らのチームを指揮し、覚醒剤の新たな流通ルートを解明しようと奮闘していたが、過程で重大な失策を犯してしまう。<br />重苦しいムードに包まれる警視庁に、あの男が帰ってきた。<br />かつて、‘悪徳警官’として石もて追われたはずの、加賀谷仁が! 警察小説の頂点に燦然と輝く『警官の血』──白熱と慟哭の、第二章。<br />