〈私は、現代の坂本龍馬である。<br />必ず、日本を洗濯する〉。<br />宣言書が雑誌社に届いた。<br />その言葉通りに、物議をかもした社長、有名漫画家、風俗王が射殺されてゆく。<br />そして、遂に狙いは総理大臣に定められた! 龍馬を崇拝し、彼の足跡を辿りながら、大胆な手口で犯行を続ける男。<br />高知、京都、十津川警部の捜査行は続く。<br />トラベルミステリーとサスペンスを見事に融合させた長篇小説。<br />