現代社会に突然出現した巨大な恐竜の群れ。<br />蜃気楼か? 集団幻覚か? それとも立体テレビの放映でも始まったのか?──地球の運命をシニカルに描く表題作。<br />ティーチング・マシンになった教育ママ、体中に極彩色の模様ができた前衛芸術家、核爆弾になった大臣――偏執と狂気の世界をユーモラスに描く『狂的体質』。<br />ほかに、『戦う人』『契約時代』『理想的販売法』『幸運のベル』など全11編。<br />※文庫版に掲載の挿画は、電子版には収録しておりません。<br />