都内で発見された男性の絞殺死体。<br />傍らに残された「タクサンノヒトガシヌ」という遺書は、大量殺人計画の存在を告げていた。<br />その頃、一本の脅迫電話がかかってくる。<br />東京湾アクアラインを爆破されたくなければ、五億円を用意せよ、と。<br />犯人たちは悪戯でないことを示すため、海底トンネル内に白煙を発生させた。<br />それこそが、首都・東京を守り続ける十津川警部への宣戦布告だった。<br />