『水戸黄門』も終了し、もはや瀕死の時代劇。<br />衰退の原因は「つまらなくなったから」に他ならない。<br />「自然体」しか演じられない役者、「いい脇役・悪役」の不在、マンネリを打破できない監督、説明ばかりの脚本、朝ドラ化する大河……いずれもが、その‘戦犯’である。<br />はたして時代劇は、「国民的エンターテインメント」として復活できるのか。<br />長年の撮影所取材の集大成として、ありったけの想いを込めて綴る時代劇への鎮魂歌。<br />