徳川三百年――戦国時代の騒乱を平らげ、長期政権(覇王の家)の礎を隷属忍従と徹底した模倣のうちに築き上げた徳川家康。<br />三河松平家の後継ぎとして生まれながら、隣国今川家の人質となって幼少時を送り、当主になってからは甲斐、相模の脅威に晒されつつ、卓抜した政治力で地歩を固めて行く。<br />おりしも同盟関係にあった信長は、本能寺の変で急逝。<br />秀吉が天下を取ろうとしていた……。<br /> ※当電子版は『覇王の家』(上)(下)の全二巻をまとめた合本版です。<br />