私の名は、大穴(ダイアナ)。<br />おかしな名前も、キャバクラ勤めの母が染めた金髪も、はしばみ色の瞳も大嫌い。<br />けれど、小学三年生で出会った彩子がそのすべてを褒めてくれた――。<br />正反対の二人だったが、共通点は本が大好きなこと。<br />地元の公立と名門私立、中学で離れても心はひとつと信じていたのに、思いがけない別れ道が……。<br />少女から大人に変わる十余年を描く、最強のガール・ミーツ・ガール小説。<br />