大学時代、僕をパシリにし部屋を占拠したデブで不潔な「肉女」。<br />十年後、あの頃の半分の身体になったアイツは、見惚れてしまうほどきれいな笑顔をしていた。<br />――いや、キレイ? そんなバカな! ひどく滑稽、でも必死。<br />サマにならない恋愛にも確かにある、輝いてみえる瞬間。<br />不思議なユーモアと共に描かれる愛すべき男女の物語。<br />