これほどの快楽は、きっとどこか真っ暗な場所に通じている──。<br />成功した仕事、洒落た生活、美しい妻と魅力的な愛人。<br />全ては玩具にすぎなかった。<br />安逸な日々を謳歌していた雅人が出会った少女のような女。<br />いちずに自分を求めてくる彼女の、秘密の過去を知った時、雅人はすでに底知れぬ恋に陥っていた。<br />禁断の関係ゆえに深まる性愛を究極まで描き切った、瑞々しくも濃密な恋愛小説。<br />