大好きなのに、いつまでも一緒にいたいと思ったのに、ぼくの心を一瞬で奪った君は〈消えてしまった〉。<br />君の存在を証明するのはたった数分のビデオテープだけ。<br />それが無ければ、君の顔さえ思い出せない。<br />世界中の人が忘れても、ぼくだけは忘れないと誓ったのに――。<br />避けられない運命に向かって必死にもがくふたり。<br />日本ファンタジーノベル大賞受賞作家による、切ない恋の物語。<br />