その店は、人生の岐路に立った時に現れる。<br />さかさまの絵本、底のないポケットがついたエプロン、持てないバケツ……。<br />古道具屋は、役に立たない物ばかりを、時間も空間も超えて客に売りつけ、翻弄する。<br />不可思議な店主の望みとは何なのか。<br />未来は拓かれるのか? 買い主達がその店に集結する時、裁きは下され、約束が産まれる。<br />