拓海(たくみ)と啓、雪丸と国実(くにみ)は新潟の田舎町に住むお騒がせ4人組。<br />小学校最後の夏、花火大会の夜に、僕たちは想像を絶するほどの後悔を知った――。<br />それから20年余り、惨めな遺体が発見され、悲劇の夜の封印された謎に決着をつける時がきた。<br />誰もが通る少年の日々を瑞々しく描いて大絶賛された、第三回新潮ミステリー大賞受賞作。<br />