わたしはハングルに感電した―。<br />アメリカで出会った友人に影響され、雅美は韓国語に魅せられて、ついに留学を決意する。<br />ところが文化の違いから、いらだちと挫折感を味わうようになって……。<br />東京とソウルを行き来する青春の日々を新しい感性で描く『君はこの国を好きか』に、ふとしたことから、在日であることを自覚させられる男子大学生を主人公にした『ほんとうの夏』を併録。<br />