とれた差し歯が思い起こさせるのは、一生に一度の恋。<br />もう共には生きられない、あの人のこと――。<br />選考委員の三浦しをん、辻村深月両氏が共に大絶賛! 第15回「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞作をはじめ、どんな場所でも必死に泳いでいこうとする5匹の魚たちを、とびきり鮮やかな仕掛けで描いたデビュー作。<br />